Reverie

冷えきった窓辺 見つめる足跡
随分遠くなってた背中
追いかける

同じ歩幅のまま
生きると信じてた
そんな二人の過去
貴方は笑うかな
同じ笑顔で

夢のように少しずつ遠ざかる
拭えない痛みを抱えて
あの日二人は確かに
何よりも強く繋がってた


重たく淀んだ灰色の空に
やり場のないこの想い
そっと浮かべてた

繋いだ温もりは
もう消えてしまって
すれ違う毎日
傷んだ心から
覗く限界

夢のように少しずつ薄れてく
隠せない歪(ひず)みを残して
手を伸ばしたその後で
届かない、やっとそう気付くんだ

こんなになっても
叶わない理想(ゆめ)と知っても
まだ今も貴方との
幻想(ゆめ)を見ている

解れていく糸の先を見つめる
言葉にはしなくてもきっと
あの日の二人にはもう
戻れないと知ってる

霞んでいく思い出が恋しくて
溢れ出す涙に溺れる
冷たい小箱の中で
一人きり 堕ちる最後の夢

 


叶わない理想(ゆめ)と知りながら
私は貴方との幻想(ゆめ)を見る

 

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